私達が地球を健全に保つためには地球温暖化対策、地球環境の持続可能性は避けて通れないテーマです。深刻化する地球環境では、生産活動に伴う環境負荷も高まっており、大倉電気では,社員一人ひとりの環境問題に対する関心をより一層高める必要があるものと認識しています。
一方,世界規模では,2011年10月に名古屋でCOP10(生物多様性条約第10回締結会議)が開催され、「自然と共生する世界」の実現を目指して動き出そうとしています。これらのビジョンを受け、企業の社会的責任として、「温室効果ガス削減」は取り組むべき急務な課題と言えます。
2004年11月、ISO14001:2004年版の規格改定に伴い、2006年2月、本社工場、第二工場において2004年版への移行審査を受審し認証を取得、2011年2月に第2回目の更新審査を受審し認証を継続しました。
大倉電気ではエネルギー消費CO2の排出量を抑制するために、オフィス空調温度の適正化、照明・OA機器の節電、など社員一人ひとりができる些細なことを含めて、地道な活動にも取り組んでいます。また、社用車も環境適合車の導入を進めております。
製品梱包材の削減、再利用やゴミの分別収集の徹底、マニフェスト制度の遵守を実施しております。また、2010年度には改めて「3R推進」の教育を実施し、社員一人ひとりが原点に立ち返り、廃棄物の分別徹底を行いました。
製品開発については全製品に亘り、環境設計を考慮した製品設計を行っております。
2010年度には各種製品にRoHS規制対応部品使用を原則とすることはもちろんのこと、材料削減による軽量化、電力消費量の削減などを行っております。
また、光伝送装置のシステム製品についてもRoHS規制対応カードの積極使用などの対応を行っております。その他、既存設備のリニューアル提案等を行い、環境配慮型への製品転換に努めております。
グリーン調達につきましては、環境省が推奨するグリーン調達ガイドラインに則り、環境負荷の低い原材料・部品の購入を優先的に行うとともに供給・委託業者との協力関係の構築を継続しています。
大倉電気は環境関連法令、条例を順守します。新規に制定、あるいは改訂された法令情報を漏れなく入手し、検証するシステムを構築していくとともに、教育を通じて、社内・関連業者に展開し、法令順守に努めています。
日常的に取り組んでいる環境負荷低減活動はもちろんですが、今年度は、夏の電力不足対策として東京電力管内の事業所に対し,政府の節電要請を受け,諸対策を実施しました。
① 工場棟屋根の遮熱・断熱塗料の塗布
② 本社建屋西側窓の遮光フィルムの貼り付け
③ 使用している照明器具の半分を撤去
④ 本社,工場部門を対象に夏季休暇日数を追加し,7~8月の2週間(土日含む14日間)
を夏季休暇に設定。 秋以降の休日(祝日)の一部を出勤日にする
などして政府目標の15%を上回る使用電力削減を目指します。
製品開発では環境設計結果の評価基準を立案し、環境設計ガイドラインを適用した製品の供給に努めます。また、省エネ、省資源化の推進の他にも有害物質の排除を中心とした製品の拡大を進めていきます。また、3Rやグリーン調達を推進し、更なる環境負荷低減活動を推進していきます。
大倉電気の「環境基本理念」「環境方針」に従い、すべての社員が認識を深め、環境改善に一層取り組む体制を築き上げていきます。